世田谷あいあいくらぶのご紹介
私たち「世田谷あいあいくらぶ」は、視覚障碍者とボランティアが一緒になり、パソコンを使って、視覚障碍者の読書環境やパソコン使用環境を改善しようと活動しているグループです。主に東京都世田谷区で活動しています。
これまでやってきたこと
この数年は、いくつかのグループに呼びかけて「アルペンガイド音訳チーム」というチームを結成し、山のガイドブックであるアルペンガイド(出版:株式会社 山と溪谷社)29タイトルをデイジー図書にしました。それらは全国20の図書館へ寄贈され、貸し出しされています。
寄贈先は次のとおりです。
- 社会福祉法人北海点字図書館
- 山形県立点字図書館
- 千葉点字図書館
- 川越市立西図書館
- 東京ヘレンケラー協会点字図書館
- 墨田区緑図書館
- 世田谷区立中央図書館
- 光が丘図書館
- 町田市中央図書館
- 神奈川県ライトセンター
- 横浜市立盲学校
- 名古屋鶴舞中央図書館点字文庫
- 三重県立点字図書館
- 天理教点字文庫
- 姫路市城内図書館
- 宇和島市身体障害者福祉センターむつみ荘
- 山口県立点字図書館
- 熊本県点字図書館
- 鹿児島県川内市立図書館
- 長崎県立点字図書館
今やっていること
パソコン、携帯電話、電気製品等のマニュアル(取扱説明書)は視覚障碍者にとって使い勝手が悪いという声が昨今あります。わかりやすいマニュアルさえできれば視覚に障碍があっても、それらの製品をかなり使えるようになると思われます。
墨字のものでは役に立ちませんし、点字もすらすら読める人は少ないのが現状です。Webなどで提供されているPDF形式のものは、音声で読もうと単純にテキスト変換すると、単語や文の順序が間違ってしまうことがあり、意味不明の箇所が出てきます。
私たちはWebなどで提供されているPDF形式のマニュアルを元にして、スクリーンリーダーソフトで読み上げたときに意味が通るテキスト形式のマニュアルを作っています。完成したマニュアルはその製品のメーカーに提供し、視覚障碍者から問い合わせがあったときに役立ててもらおうとしています。
これからやろうとしていること
しばらくはテキスト形式のマニュアルの作成作業を続けています。
それと並行して、パソコンの使い方、あるいはインターネットに接続してホームページを閲覧する方法を視覚障碍者にお教えする講習会を開きたいと考えています。「1人の先生から多くの生徒へ」というやり方ではなく、マンツーマンで、それぞれの方のレベルに合わせて一つ一つ一緒に体験していく、というやり方にしたいと思っています。
代表者
金山広美 (かねやま ひろみ)
プロフィールはこちらをご覧下さい。
連絡先
事務局担当 三橋 説 (みつはし せつ)
メールは office@setagaya.iiclub.net までお送りください。